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紡績生産の工程

原材料

ASCOTTでは、主にUSA、BRAZIL、AUSTRALIAから綿花を輸入しています。より高品質な紡績糸を生産するため、機械で摘み取られた高品質の綿花のみを使用。生産を始める前には、使用する綿花のマイクロネア、繊維長、色、等級、均一性など、全ての綿花の品質パラメータを確認し、紡績糸の品質を確保しています。

ブローイング(混打綿)工程

ブローイングは紡績工程の最初の工程です。この工程では、以下の基本操作が行われます。

  • 開綿(原材料の梱包開放)
  • 混綿
  • コンタミ除去(原材料内のゴミ等の異物を除く)

カード(梳綿)工程

この工程では、もつれあった繊維を解きほぐし、一本一本の繊維に分離します、その繊維を更に引き延ばして平行にすることで、太いひも状のスライバー(粗糸)を形成します。

ドローイング(練条)工程

8~10本のスライバーを併合し、引き延ばすことで、より繊維を平行にし、均一な太さにします。

コーミング工程

短い繊維をさらに取り除き、より均一な繊維をしようしたコーマ糸を生産する工程になります。

ロービング(粗紡)工程

スライバーを引き伸ばして細くし、撚りをかけることでロービング(粗糸)を作り、ボビンに巻き取ります。

リング(精紡)工程

粗糸を引き延ばし、撚りを加えて強度を持たせます。またここで作られた糸をボビンに捲いて菅糸にします。

ワインディング(捲糸)工程

精紡で作られた糸を用途に応じて、色々な仕上げや加工を施します。糸は円錐状のコーンに捲き上げます。

撚糸工程

撚糸を製造するため設備も保有しています。
*機械のリストは横のタブをクリックしてご覧ください。

品質保証工程

当社では、オンラインとオフラインの品質監視システムを導入しています。オンライン監視システムはワインディングにあります。最新の機械でUSTER QUANTUM IIを装備しており、不要な糸を除去し、品質を安定的にします。品質基準は常にUSTERの品質基準(USTER統計)に準拠しています。梱包前には紫外線検査も行っています。また、ランダムサンプリング検査を実施し、糸の品質を確保し、USTERのオンラインデータを参照して、世界中の他社との品質比較を行っています。

梱包と配送

顧客様に納品する前の最後の工程は梱包となります。輸出用では、標準的な梱包方法で段ボール箱を使用しています。